子供の便秘を軽くみてはいけない

子供が熱を出したり、嘔吐や咳をしていたら大抵は病気を疑って用心したり医者にかかったりしますね。

トイレに座る幼児でも、子供が便秘だからといってそこまで心配する親御さんは多くないかもしれません。

子ども自身がうんちが出なくて苦しそうにしているなら別ですが、そうでないなら毎日排便をしているかどうかさえ把握していないことが多いかもしれません。

実は便秘は万病の元

便秘はすぐには体への影響がみえないので、つい軽く考えてしまいがちですが子供の健康にはダメージを与えています。

なぜなら便秘が続くことで子供の免疫力が低下するためです。

うんちをつくっている体の器官は大腸ですが、大腸の中にはたくさんの腸内細菌が存在していることはご存知かもしれません。

その数はなんと100兆個!

この腸内菌には、健康に良い影響を与える善玉菌グループと悪い影響を与える悪玉菌グループ、そして状況に応じて善玉にも悪玉にもなる日和見菌グループの3つがあります。

3つの腸内細菌善玉菌グループの数が多くて優勢なときは、免疫力が高く保たれ、外部からの病原菌に強い抵抗力のある状態です。

ところが便秘になると排泄されるはずの腸の内容物がいつまでも体内に残り、体温で温められて腐敗していきます。

これは悪玉菌の増殖につながり、悪玉菌優位の腸内環境が出来上がってしまうのです。

悪玉菌が優位になりだすと、例の日和見菌も悪玉に変化しますから、ますます腸内は悪玉勢力の天下になります。

これは健康面では大きく2つの悪影響があります。

ひとつは免疫力が低下して風邪などの病気にかかりやすくなります。

善玉菌が生成する酸によって腸内が酸性に保たれていれば、多くの有害な菌の攻撃を防ぐことができますが、その防衛軍が減ることで外部からの攻撃を防げなくなるのです。

4つの腸また悪玉菌が増えるとますます便秘になりやすくなります。

善玉菌の生成する酸は腸の働きをよくする効果がありますが、その効果が弱まることでさらに便が出にくくなり、慢性的な便秘につながることがあるのです。

増えている子供の便秘

便秘というと成人した女性に多い悩みというイメージがありますが、子供の便秘も増加傾向にあるようです。

診察を受ける子供小児科医の多くは、以前に比べて排便の異常を訴える子が多くなったと感じているようです。

実際に全国の小児科の中には小児の便秘外来を設置したところもあるほど、今の子供たちにとって便秘はかなり深刻な問題なのです。

このように子供の排便異常が増えた背景には、生活習慣の変化が関係しているといわれています。

コンビニや24時間営業の店舗が増えたことで、子供の睡眠時間や食事の時間は不規則になり、栄養バランスも崩れます。

また家でするゲームやインターネットが楽しくて、体を動かさなくなったことも問題です。

ゲームをする子供さらにエアコンの効いた室内にいる時間が長くなるにつれて、体の体温調整機能もバランスが崩れ、これは排便機能と大きく関係する自律神経の調子を狂わせます。

そして、学校に通う子で多いのは学校で排便するのを嫌がって、トイレに行くのを我慢するということです。

我慢が続くと、やがて便意は消失していきます。

その結果、排便のリズムも狂いますし、うんちは腸内で固まってカチカチになります。

カチカチになった便がついに出なくなって救急車で運ばれる人もいるということですから、これは怖いことです。

排便リズムと腸内環境を整えて慢性化を防ぐ

子供の便秘を防ぎ、また改善するためには排便リズムと腸内環境がカギとなります。子供の便秘の原因

前に述べましたように、排便は自律神経と深い関係があります。

自律神経は人間が生きていくのに必要な活動をコントロールしており、排便もそのひとつです。

歯を磨く子供自律神経は自分の意思とは無関係に働き、一日や一年という単位でリズムに従って動く性質があります。

ですから、毎日順調に排便が行なわれるためには自律神経が働きやすいように生活のリズムをつけてあげるということがとても大切というわけです。

これには毎日決まった時間にトイレに座るということも含まれますし、それだけでなく睡眠時間や食事の時間なども規則正しさを心がけることが必要です。

そうすることで自律神経も工場の機械のようにリズムをもって的確に生命維持に必要な活動を行なってくれます。

もうひとつは、善玉菌を増やすことで腸内環境を整えることです。

善玉菌が増えるほど腸内は酸性になり、腸の働きは良くなります。

善玉菌を増やすには発酵食品を毎日食べるとよいようです。

キムチや納豆や味噌、漬物などはお勧めです。

フルーツヨーグルトまた乳幼児であれば、ヨーグルトやオリゴ糖などが食べやすいでしょう。

いずれも善玉菌を活発にし、増やす効果があります。

またウンチの元となる食物繊維を野菜などから定期的に摂取することもとても大切です。

 

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